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08/25: 反転

反転
このての本の好きな人には読み応え充分と思われる。
私もその一人なのでずっしりした読後感が残った。
権力を握る者の周辺、正義は必ず勝つということが妄想に過ぎないこと、国を動かすのも
民衆ではなく一部の人間であるということが、本当によく理解できる。
小市民の生活をやるせなくさせるような数々の事件が裏側から綴られており、真面目に働く事とはどういうことかという自己疑問も禁じえない。

蛇足だが、今陽子(ピンキ-)のように実名で書かれた人も困るだろうなというのが正直
な思い
Category: 読書の喜び
Posted by: sawayama

08/25: 新作落語

この商売に入り、落語もよく聞くようになった。
PCで入力作業をする時にBGMばかり聞いているのも飽いたせいもある。
喬太郎、円歌、歌之介、桃太郎...好きな落語家もできた。
そんな中でも敬意を表したいのが円丈である。古典落語主流の落語界に風穴を開け現在
の新作落語興隆の基礎を作った人だと思う。MLBの野茂みたいなものである。
「悲しみは埼玉へ向けて」を聞くと、まさに鬼才なりという思いである。
円丈については、瞬く内にCDが積みあがってしまった。
円状
落語は古典と新作より成るわけであるが、寄席に行って古典に接しても、あんまり感動しない。鶴光がある対談で「古典を聞いてもおもろうないでしょう」とズバリ語っていたが
素直に同意できる。この先、歳をとって古典落語に感涙する日もあるのだろうか。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama
横浜スタジアムは好きな球場だ。
遠い時代から海外に開かれた街という横浜のイメ-ジにもマッチしている。
そんな横浜スタジアムも昨年以降随分変わった。
グラウンドを覆うネットがほぼ無くなり抜群の視界の良さである。
これも大リ-グ中継のもたらした産物のひとつだろう。
だいたい檻で観客を囲み、その中にフア-ルボ-ルが打ち込まれる度、放送で注意を促すなどということ自体がおかしい話ではなかったのではないか。
yokohama
球場も改善され現在の喧騒に満ち溢れた応援風景が一掃されればこれ以上のことはない。
MBLは選手がよく「つば」を吐くのは嫌だが、静かな応援風景は好ましい。
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Posted by: sawayama
横須賀

NHKで紹介されており横浜での野球観戦とひっかけて訪ねてみた。
浦賀の海を臨む地にあり爽快な景観である。訪問日は猛暑であったが春や秋は屋上よりのんびり沖行く船を眺めるのも気持ちよさそうである。
収蔵品は多岐に渡るようであるが児島善三郎の「海」の一枚があったのは嬉しかった。

横須賀2
Category: 美の壺
Posted by: sawayama

08/13: 痩せ蛙

蛙

田邉聖子の「ひねくれ一茶」を読む。この人の作品は初めて読んでみたが一茶が身近にいるような不思議な読後感が残った。とりたててクライマックスの無い全編通しての淡々とした話の流れであるが、江戸の庶民の日常や、旅の辛さ、楽しさ、金の算段等々が綴られ身につまされる部分も多かった。「ふんどし」一枚が○○文という下りやノミ・シラミ対策に事前予防に努める姿などに妙に共感してしまった。
江戸時代の300年は殆ど戦乱の無い平和が続いた訳であるが、今のように携帯電話、パソコン、ウオシュレット等の無かった時代でもある。
どっちが楽しいのか今の人には究極の選択のような気もするが、現代より人間らしく暮らせる人の数は遥かに多かった時代だとは言えると思う。
Category: 読書の喜び
Posted by: sawayama
夏は高校野球である。ここ数年、高校野球からプロに入り大活躍する投手が多いので
ドラフトに思いを馳せながらTV中継に向かうというのが楽しみを倍加させている。
過去においては「高校野球の優勝投手は大成しない」というジンクスめいたものもあり、
確かに期待に応えられず球界を去った選手は多かった。
しかしそんなジンクスを否定し「力ある者はどんな世界でも傑出した輝きを放つ」ということを実証してみせたのが松坂大輔である。それほど彼の出現は凄かった。

本夏は仙台育英の佐藤君の前評判が高い。1回戦も快投であった。
彼がどんなユニフオ-ムを着てどの程度の数字を残すのか3年後が楽しみだ。
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Posted by: sawayama

08/13: 涼感

暑い。一年一年夏が暑くなるような錯覚を覚える。
もっとも日本近海の海に緯度によっては本来居るはずのない魚が異常発生していることや
人類が地球環境を痛め続けていることを考えると現代の温暖化ということは過去に地球が冷えたり温まったりしてきたサイクルとは全く別次元の問題であり今後も世界の人口増加に連動して暑い夏は永久的に続くような気がする。
小船

三島駅に向かう度に楽寿園の前を通るが鬱蒼と茂る樹々で入口付近はヒンヤリして誠に、気持ちが良い。緑の樹々やきれいな清流等、利便性のみ追い求めず残すべき自然は後世にしっかり残してゆきたいものだ。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama
本に誘われ出かける旅というものもあるが、物語の舞台の地として踏んだ旅としては、黒部は忘れがたい。尊敬する作家の吉村昭氏が「高熱隧道」の舞台として描いている地であるが、圧倒的な自然を目の当たりにして物語を振り返るとき心を衝かれるものがあった。
自然の荒々しさとそれに挑んだ昔の人の偉さ、舞台となった大自然の景観を前にして心を揺さぶられるような感動を禁じ得なかった。こんな旅なら何度でもしてみたいと思う。
山
Category: 言葉と風景
Posted by: sawayama