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03/29: 春爛漫

桜

三嶋大社の桜も満開である。
劇的にひとつの季節の到来を告げる桜の見事さに接すると本当に日本に生まれたことの喜びを感じる。イラク、イスラエル等砂漠の国で繰り広げられるテロの悲惨な映像を目の当たりにすると特にその思いは強い。
国力も沈下傾向にあるが、「あんまり気張らず身の丈の平和を楽しんでもいいのでは」という思いも強い麗らかな春の陽光である。

大社には大きな池が施されているが、ともかく亀が多い。桜見物客の多くが桜の見事さを賞賛した後、亀の多さに驚いている。池中の岩の上に様々なポ-ズで甲羅干ししており、「親亀の上に小亀を乗せて・・・」という歌さながらの光景も見える。
春は欲情の季節なのか、中には離れた場所で自分たちだけの世界に没頭するものもいるが、苦笑を禁じえない反面、世の平和さを示すようで「これはこれで又良しか」と妙に納得もしてしまうのである。

亀
Category: 静岡大好き
Posted by: sawayama

03/23: 国技

相撲
大相撲の春場所が終わった。ピン芸人のだいたひかるに「パンストを頭から被った男にそっくり」と笑いの種にされている朝青龍が優勝したが、的確な表現だ。
「だいたひかるのネタは本人が考えているのか」とそっちの方も気になる。

東京でサラリ-マン生活を送っていた時代、相撲部屋の点在する墨田区をテリトリ-として営業を行っていた時期がある。千代の富士や北勝海が横綱として活躍していた時代であり双羽黒が親方夫人を足蹴にして部屋を飛び出したのもこの頃だ。優勝を1回もしていない力士の将来性にかけて横綱に推挙するという愚かな行為の結果がこれであり横綱審議委員会の残した最大の汚点ではなかろうか。

地図を頼りに殆どの部屋は見て回ったが、現在魁皇の在籍する友綱部屋などは随分小さかったと記憶する。バブルの影響もあり多くの部屋が地方へ移っていったが現在はマンションの一角に入居する部屋もあるようだ。
NHKのBSで三段目あたりの取り組みも観戦できるが、モンゴルその他、外国人の力士も多い。国技という伝統の世界でありながら最も時代の波に翻弄されているのではないかという隔世の念も禁じえない。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

03/13: 開花予想

桜
3月14日は旧赤穂藩主浅野長矩の命日らしい。喬太郎の落語で知った。
江戸城松の廊下で吉良に対し刃傷沙汰を起こした長矩は即日切腹となり田村家の白州で果てた訳であるが彼は次のような辞世の句を残している。

  風さそう 花よりもなほ 我はまた
  春の名残を いかにとやせん

鬼籍に入った多くの人が辞世の句を残す中、これほど香気に満ちた句があろうかというのが、正直な思いだ。突然死を命じられたものが冷静な心境でこのような句を果たして作れるものか、それとも側近に仕えるものが主人に代わり代詠したものか、真偽の程は分からぬが、それでも昔の人の教養の深さ、所作の見事さには敬服させられる。

桜の季節の近づく中、そんなことを漠然と考えていると、ふと「この句の花はなんであろうか」ということに思い至った。「今日現在でも桜も咲いていないのに昔の桜はそんなに早かったのか。この花は桜ではなく梅だろう。」等々考えていたが真相は長矩の命日は旧暦の
3月14日ということらしい。新暦に直すと4月19日頃であり合点がゆくわけである。

静岡の本年の開花は3月24日と予報が出たようだ。
期末でせわしい時期ではあるが花を愛でる余裕も忘れず時を重ねたいものである。

Category: 言葉と風景
Posted by: sawayama

03/08: ノムさん

numura
ノムさんこと楽天の野村監督が、阪神、巨人に関する新書を立て続けに上梓しており累計で50万部位売れてるようだ。又しても印税ガッポリで羨ましいことである。
阪神編を買って読んでみたが、8割以上共感できる。
長く低迷の続いていた時代にフアンガ抱いていた思いを良く代弁している。
「フアンの猫かわいがりがチ-ムをダメにしている」という指摘も正鵠を得ていよう。
内情を知り筆力のある人の本であるが故に読ませるものになっていると思う。

先日、NHKに出演していたノムさんが、アナウンサ-より「健康の為に何かやってますか」と聞かれ「何もしとらん」と応えた後、こう言っていた。
「長生きする亀やワニはいつ見てもじっとしているだけで動かんでしょう。」
「喰えぬおっさんや」と思いつつ笑いは取られてしまった。
Category:
Posted by: sawayama
真鶴
静岡県と神奈川県のほぼ県境に位置する真鶴はとても好きな町だ。
小さく突き出た半島に沢山の魅力が詰まっている。
真鶴を訪ねる最大の喜びは中川一政先生の遺した多くの絵に接することのできる事である。
公共建築物の日本100選に選ばれた町営の中川一政美術館が建っており絵、書、陶磁器等の代表作が収蔵されている。
97歳で亡くなるまで筆を執り続けた人であるが90代の作品にも生命力が横溢しており頭をゴツンと殴られるような驚きを覚える。誠に大したものである。

まなづる
展望の良い地点より海を背景にした真鶴の家並みを眺めるのも気持ちの良いものだ。
太平洋の明るい開放感や関東からの伊豆箱根方面の玄関口にもなっているという洗練さがマッチして瀟洒な印象を抱かせる。
昨年末に作家の川上弘美さんが真鶴というタイトルの本を上梓しているが、内容的には真鶴に暮す人々を題材にしたというお話ではないようである。

Category: 小さな旅
Posted by: sawayama