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06/21: 車谷長吉

長吉

車谷長吉という作家がいる。私小説作家である。
自分の身の回りの出来事を話の種にしている。
私は「赤目四十八瀧心中未遂」以来の大フアンである。
身内のことも、身の回りの他人のことも、ぼろくそに書いてあり、親戚郎党からは恨まれ蔑まれているらしい。自分でもこんな親戚がいたら厭でたまらんと思う。

そんな長吉氏が朝日新聞の日曜版で身の上相談を引き受けている。
興味深々で月1回の相談を読んでいるが、やはりまともな結末が導かれる訳がない。

先回の相談は40代の高校教師より。内容はこうである。
「教え子の女生徒が恋しい。情動を抑えられぬが、どうしたらよいか。」
長吉氏はこう応えている。
「あなたは小利口な人だ。阿呆になることが一番です。仕事も家庭も失ってみて初めて人間の生とは何かということが見え、この世の本当の姿が目えるんです」

毎回、こういう論調の答えが多い。
天下の朝日の日曜版で掲載されているからには長吉を評価する人はかなり多いと私はみる。

長吉の小説を読んでいると他人の秘密を覗いているような不埒な興味を惹かれる。
昔「他人の不幸は蜜の味」と評した人がいるが、彼の作品は人間の持つおぞましさにいい感じで訴えて来るのだ。朝日の身の上相談に対する長吉の返事にも、同じようなにおいを嗅いで肯いているのだと自省せざるをえない。ある意味寂しいことだ。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

06/12: 誕生月

誕生月である。もはや嬉しいという思いはない。あの世が近づくという思いのみ強い。
先日、親と8年前に写した写真を目にした。僅か8年前とはいえ、当時は親も若い。
短時間で老いが忍び寄り今の親は相貌も随分変わったが自分にも同じ時間が流れた訳だ。恐ろしいことである。

「50肩」というのであろうか、右肩の痛みが続く。それにパソコンで使う右手の筋の痛みが加わり耐え難い。もっとも辛いのは寝返り時の痛みである。
このままだとアイスジェルパットを購入して快適な夜を過ごすという計画も危うい。TVでイオンの涼しげなCMを見るたび「この夏の寝苦しい夜を変えるのはこれだ」と期待しており、寝返りが打てぬ状況になると楽しみも半減してしまう。

若葉

いつもの床屋で、おばちゃん(本名は有名歌手と同じなので病院等で呼ばれるのを嫌がっている)に肩の痛みの話をすると「皆苦労している。私も苦しんだが、私の姉は痛みに堪えつつゴルフに精を出し、身体を痛めるという逆療法で直した。」と言っていた。ラフから目一杯玉を叩き、その一打で痛みに別れを告げたと言う。「ほんまかいな」と思う。

取り留めの無いことを語りつつ今回も30歳から染めてる白髪を染めてもらった。
溶剤はブラウンと黒の混合液らしい。
染める前に、おばちゃんに「なんか赤茶けてきてるね」と言われ、自分も同じように感じていたので少し黒の配合を強めてもらった。零細事業主なのに赤字に繋がる赤は、やはりまずかろう。しかし余りに黒々しているのも不思議がられるので頃合が難しい年齢である。

話は変わるが、汗も年々臭くなる。先日泊り総会明けの朝、先輩が「エイトフオ-」をシュツシュツとやっており「気を使わんとカミさんが怒るもんで」と話されていた。
歳もさほど変わらぬので、かなり衝撃を受けた。
いかに不潔がられず清涼感を保ちつつ生きるか、歳をとる毎に課題は多い。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

06/04: 開港

空港

いよいよ「富士山しずおか空港」の開港だ。
一県民として計画から実現まで推移を見てきた訳だが一連の流れに話題性とドラマ性はあったものの全体の印象としてはお粗末であった。
現地測量のミスで収用しなかった土地にかなりの高さの樹木が残っており、そのことが航空法上の大問題になるということが判明してから事態は慌しく動いた。最終的に樹の伐採と交換に知事が辞任し、飛行機は飛んだが知事の首も飛んでしまうという結果となった。

新空港からの就航図を見るとわが故郷鹿児島にも直行便が飛ぶ予定だ。
コストは羽田から飛ぶ運賃とさほど変わらない。羽田へゆく時間その他を考えると嬉しいが小さな飛行機の写真を目にすると、「飛行機では常にトラベルミン服用」という身には揺れが心配だ。
就航地に石川があり、とりあえず冬晴れの中、日本アルプスの山々を超え半時間ほどフライトする位でいいかなと思う。カニでも食べに行きたいものだ。

全国に作られた多くの地方空港が惨々たる状況であり静岡空港も1900億円を投じた価値があるか検証されることになるだろう。他の空港と差別化できるのは、富士山をはじめとする観光資源のあることだろう。特に冬富士の素晴らしさなど多くの人に見てもらいたいものだ
Category: 静岡大好き
Posted by: sawayama