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02/28: 春近し

春の雨の降る日が続く。
春暁 春光 春愁 春宵 春情 春暖 ・・・ 春のつく言葉は多いがいづれの言葉もどこかしらほの温かい。
春泥という路のぬかるみを示す言葉にすらやさしい響きを感じるから不思議だ。
北国の人達にはまだまだ遠い言葉でも暖かい静岡で暮らすと「ひと雨ごとに春は近し」という想いは強い。
梅はもう既に咲いているが3月にはいると桜が春景に一段と花を添えることとなるのであろう。

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俳句と絵で鳴らした蕪村に「春色楼台図」という名画があるが、静かに雪に降りこめられた中、軒を並べる家々から市井の人々の静かな夜とその暮らしが伝わってくるようでとても好きな絵だ。

有名な文芸評論家が以前この絵に下記のような蕪村の句を添えて評論していた。
日本の美しい四季と慎ましやかな人の暮らしが思われとても穏やかな想いを抱いた。

   うづみ火や 我かくれ家も 雪の中
Category: 読書の喜び
Posted by: sawayama
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仕事柄パソコンに向かうことが多いわけであるが、原稿作りに頭を使った後の入力作業は総じてル-チン作業となってしまう。
音楽を聴きながらの作業となってしまうがこの一年最も多く吾が事務所で流れていたCDは徳永英明の「VOCALIST3部作」であろう。

午前中早い時間から流しても違和感が無いし静かな曲調の歌が多いのでとても心和む。
このシリ-ズで彼のVOCALISTとしての力量も再認識させられた。
選曲自体も彼の声質にフイットするものが多く企画のうまさも感じる。

3部作を聞いて改めて感じたことは男性が唄っても心に響く女性歌手の歌がとても多いということだ。
安室奈美恵の唄った「CAN YOU CELEBRATE?」などはウエディングの定番曲であるが、正直なところそれ程こころに残るものではなかった。
でも今はとても素晴らしい歌だと思って聞いている。嬉しい発見だ。

3部作発売後は更なるシリ-ズが世に出るという話はないようだがもっと多くの歌を唄って欲しいと思う。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

02/12: 或る死

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オリックスの小瀬浩之外野手が自死という形でこの世を去ってしまった。
長年プロ野球を観てきた者にとり誠に痛ましいことだ。
原因については様々な憶測がされているが「重圧に負けた」ということらしい。
残念であると共に勿体ないことだと思う。

昨シ-ズンの成績が規定打席に届かぬとは言え3割3厘、年俸も今期は2500万の契約であった。
岡田監督も外野の一角に小瀬を配することを決めていたようでありチ-ムとしても本当に痛い損失であると思う。
若い人が亡くなると「将来を嘱望されていた」という表現を慣例のように用いるが、小瀬は疑いようのない可能性を秘めた若者であったと思う。

一説に野球人口600万と言うようだが、その中で日本のプロに進める人は約900人、その900人も毎年ふるいに掛けられ80人余が球界を去り、新たに80人余が加わる中でしのぎを削りあう訳である。外から観る以上に厳しい世界であり選ばれし者たちは本当にス-パ-マンとも言える。
今回、プロ入りを目指して日々鍛練している多くの若者たちは「プロという環境にありながらそれでも命を絶たねばならなかった理由とは何だったのか」と複雑な思いで受け止めていることだと思う。

過去の人にならぬとその人の人となりもなかなか伝わらぬものだが繊細な面も強かったらしい。もがき苦しみながら技量を磨き、ここ一番のクリ-ンヒットでガッツポ-ズをする雄姿を見せて欲しかったものだ。
彼の一面を知るにつれそんな思いがつのる。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

02/04: 政治

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民主党小沢幹事長の政治資金問題も「玉虫色」で決着が着きそうだ。
「公務員に対する政治からの横暴を食い止める為の検察の威信をかけた最後の闘い」などと書き立てた週刊誌もあったが、なんとなく肩透かしのEndingである。
何らかの力学が働いたのではと勘繰ってしまうが、しかし今のご時勢に「秘書がやったことです」で全て済まされるものであろうか。
新聞の社説か何かに「政権が替っても政治への絶望しか残らなかった」とあったが、蓋し名言だと思う。

唯一の救いは、剛腕小沢が参院選に集中することで民主が勝利を納め、現在の不毛な政治のやりとりにある程度の幕引きができることか。
日本をここまで堕落させた自民党議員がいかにも清廉潔白な人種であるという顔で民主を追及しているのを見ると民主寄りでなくても「あんたらにそんな事は言われたくないわい」
と思ってしまう。
小泉進次郎と八戸の美人市議の藤川ゆりを活用して党としての浮上を狙いたいという報道を見ていると呆れて言葉も出ない。

遥か昔、繁栄を謳歌した西洋の都市国家が滅んだ要因のひとつに「衆愚政治」があるという指摘が為されている。
はっきり言うと国民が愚かだった為に国が滅んだという指摘である。
現在の日本も似たり寄ったりではなかろうか。

ここに来て国債の格付けが下げられたようだ。
借金で贅沢な暮しをし続け膨大な金額が積み上がった。
国債を引き受ける受け皿が無くなった時、本当にこの国はどうなるのか興味は尽きない。
無責任な云い様だが悲惨な将来を経験することなくあの世へとお去らばできる「勝ち組」に我々はなれるのであろうか。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama