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いまあなたは、May 2010のアーカイブを見ています。

05/26: 密室殺人

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日曜の夜、そろそろ寝ようかという時に「シュ-」「シュ-」という音が冷蔵庫の辺りから聞こえてきた。
「水道管の水漏れか、はたまた冷蔵庫自体のトラブルか何かか」と思って周辺や水回りをチエックしても異常は見つからない。
落ち着かぬままNHKのスポ-ツ番組を見ていると、依然音は続いている。

また立ち上がり入念に冷蔵庫の裏側も含めチエックしたが初めて事態が飲み込め愕然とした。
なんと冷蔵庫の下に転がる、マンション入居時の平成13年夏頃に購入したKINCHOの「コックロ-チ」より不気味な殺虫剤が噴き出しているではないか。
「ガ-ン。なんじゃこれは。」という感じである。

直ぐにベランダへ放り出したが劣化して亀裂の入った箇所からの殺虫剤の噴出は止まらない。
ほとんど使ったこともないので300ml満杯に近い容量である。
「やれやれ原因がわかって良かったわい」と胸をなで下ろした。

それにしても学生時代のように4畳半の狭い部屋で、飲み過ぎて爆睡した挙げ句こんなアクシデントが起きるとどうなるのであろう。
最悪の場合日頃見ている刑事ドラマのように我が肉体が司法解剖で切り刻まれることになるではないか。
「俺はそんな最後は厭だぞ。」

世の中、ガス漏れ、一酸化炭素中毒など他人の引き起こした行動に巻き添えを食って自分まで死んでしまうという理不尽な最後も多いが今回ばかりは驚いた。
無神論者に近いとはいえ少し襟を正し天を崇めたい気持ちだ。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

05/17: 視力検査

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運転免許証の更新年は毎回憂鬱である。問題は視力検査だ。
高校時代からかけてきたメガネも作り変えるたびに度が進み、現在は乱視、老眼等が絡まって眼の状態も芳しくない。飛紋症の進展にも気が滅入る。

今までは視力検査の度にメガネを新調してきたがここまでくるとそれも億劫である。
度の進んだレンズに対応することで一段と視力は落ちるような気はするし、ともかく思いは更新時の視力検査を乗り切りたいという1点である。

今でも自分の馬鹿さを思い出してしまうのが30歳前後の更新のことである。
当時会社員として都内の品川で働いており鮫洲という検査場が更新場所であった。
メガネに自信がなかったので「作ったきり使ったことのないコンタクトをつけてメガネをかけたらどうか」と思い検査前に事に臨んだところとんでもない風景が拡がっていた。
全くアホである。

この件は過日「刑事コロンボ」で崖から落ちた車の運転主が他殺であるという判断を下す際に、コロンボが「ドライバ-はコンタクトの上に眼鏡をかけておりこんなことはありえない。間違いなく他殺だ。」という発言に実感を伴う説得力を感じた。

先週末免許証更新のお知らせを受け取ったが今回は「GOLD」であり有効期間は5年である。期待していたが誠に嬉しい。
駐車禁止、渋滞のノロノロ走行時でのコツンと、過去2回は泣きをみたが、今回はしみじみとした嬉しさが込上げる。
視力検査を乗り切り安全運転にも継続して努めてゆかねば。
Category: つぶやき
Posted by: sawayama

05/05: 猫の絵

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GWは一日のみ平塚へと出かけた。競輪ではない。
市立美術館で長谷川?二郎の絵画展が開催されており代表作である「猫」を見てきた。

猫が静かに眠っているというだけの絵であるが、この猫は「ひげ」が片方しかない。
この絵を長谷川に発注した有名な美術評論家の洲之内徹が、なかなか完成しないこの絵について催促すると長谷川はこう返事したそうである。

「猫は冬は球のように丸くなるし、夏はだらりと長く伸びてしまうのでこんな恰好で寝るのは年に二回、春と秋だけなんだよ。だから書けるまで待ってよ」

それでも仕上がるまでに6年以上を要し、結局片方の「ひげ」は書き込まれず未完に終わったらしい。芸術家らしいおもしろい返事だなと思いつつ絵をじっくり見ると片方のひげを書き込めるような余裕も無いようであり未完に終わったところにこの絵の真髄はあるように思う。画家の慧眼である。

こんな作家の残した多くの絵はなんとなく整理整頓された小学校時代の理科室を思わせるような雰囲気が濃く漂っていた。
Category: 美の壺
Posted by: sawayama