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毎週見るTV番組のひとつに「開運なんでも鑑定団」がある。
美術品(特に絵画と書)が好きなこともあるが、飽きることがない。
考えた人の企画力には素直に脱帽する。
紹介された美術品にすぐ金銭的価値が付与されるという点に、見る者をして納得させる構成がある訳であり、世界中普遍的に受け入れられる企画だと思う。

先日、著名なオ-クションで中国清朝時代に円明園という離宮より西欧に略奪された十二支のネズミとウサギの像が39億円という金額で落札されたことが報じられた。
落札したのは中国人らしいが「金は払わん」と言ってるらしい。
筋の通らぬことであるが気持ちは分かる。
戦後日本からも買い叩かれるように多くの宝物が流失しているが、残念なことだと思う。

写真は、書の中でもっとも好きな黄庭堅の「書松風閣詩」であり、台北の故旧博物館に収蔵されている。売りに出れば、果たして幾らくらいの価値があるのだろう。
こんな宝物を公に鑑賞できるという喜びだけは奪われたくないものだ。