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新聞の人物欄で著者が取り上げられており、白取晴彦著「超訳 ニ-チエの言葉」という本をしばらく読んでいた。

歴史に残る哲学者であり原書なんぞを読んでもチンプンカンプンなのであろうが、超訳ということで平易な言葉で記されておりなかなか読み易かった。
著者も観念的で実感の伴わぬ言葉よりスム-ズに受け容れ易い翻訳を心がけて呉れたようである。例えば以下のような稿もある。

  悪とは何か。人をはずかしめることだ。
  最も人間的なことは何か。どんな人にも恥ずかしい思いをさせないことだ。
  そして、人が得る自由とは何か。
  どんな行為をしても、自分に恥じない状態になることだ。

本書に綴られている232の言葉を良く噛みしめながら一日一日を送ることができればストレスの少ない日常にはなりそうだ。

それにしても人生や社会に深い洞察を見せたニ-チエも「1889年に精神が崩壊した」
とあり複雑な思いではある。