富士市田子の浦。
万葉集の中でも名歌とされる一首で詠まれた地である。

   田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ
             富士の高嶺に雪は降りける

今でも素晴らしい景観だが、遮蔽物もなく富士の裾野が遥々と見渡せる中、降るつもりいく雪はいかに素晴らしいものであったであろう。

現実に歌の詠まれた地がどこであったかの論争はあるようだがそれでも田子の浦港は懐かしく優美な詩歌の故郷であると思う。