作家の車谷長吉氏が亡くなった。
「赤目四十八滝心中未遂」を読んで以来心惹かれる作家となり新刊が待ち遠しかった。
これからはそれも望めなくなり誠に残念だ。

人間の業や醜さ、救いようの無さを突き放すような筆致で書いている印象が強いが、作品を読んでいる時は自身文字を一語一語噛み砕き腹底へ飲みこんでいるような思いが強かった。
世の中や人生を考える上で大きな影響を受けてきた人の一人だと思う。

この休日は、過去知人に貸して褒められることの無い「赤目四十八滝心中未遂」のDVDを観ながら故人を偲びたいと思う。